戸田中央総合病院におけるクラスター対応について
2021/01/15
この度は、当院での新型コロナウイルス感染症の院内感染によるクラスターにより入院中の患者様並びに職員に多くの感染が発生し、地域の皆さまには多大なご迷惑とご心配をお掛けしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
当院では、1月6日に戸田中央総合病院・埼玉県・南部保健所・厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部クラスター対策班・厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部地域支援班による合同対策本部を設置し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めてまいりました。現在の状況や対応につきまして、ご報告申し上げます。
1.症例数について
職員163名、患者数147名の合計310名(現在40名が同院に入院中)
1月13日における県発表では、県管轄保健所で把握した247名であったが、その後精査し以下の人数分を追加
・県管轄外の保健所分など 45名
・入院患者以外で関連すると判断したもの(退院後の陽性判明など) 18名
2.感染源と考えられる事由について
感染源については現在、調査中
3.合同対策本部による主な対策
●早期探知、早期対応の強化
●ゾーニング再編と感染管理の強化
・手指衛生の強化
・職員間感染防止のため、職員の更衣室のスペースを十分に確保
・ゾーニングに応じた着脱を含め、防護服に関する指導を実施
・直接、患者を抱きかかえるなど触れ合う機会の多い検査技師やリハビリに関わる職員への防護服の指導を実施
●人員体制の強化
・グループ内の他病院からの職員支援(約20人)
・復職職員への感染予防等の指導
●東京医科大学(感染症の専門家)との連携
このような対策により直近1週間では11名の新規発生にとどまっております。
当院といたしましては、埼玉県・南部保健所・厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部クラスター対策班・厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部地域支援班・東京医科大学と連携し、早期の医療機能回復に向けて引き続き感染拡大防止に努めてまいります。