診療科・部門
Medical Service

呼吸器外科

診療科の紹介

呼吸器外科は、胸部(肺・胸膜・縦隔・胸壁など)の病気に対して、手術をはじめとする外科的治療を担う診療科です。
常勤医師3名(うち呼吸器外科専門医2名)の体制で、外来診療から手術、術後管理、外来フォローまで一貫して担当します。

当科では肺悪性腫瘍(転移性を含む)、気胸、膿胸、縦隔腫瘍、胸部外傷などの診療を行っています。健診で異常影を指摘された方や、治療方針・手術について専門的な診療をご希望の方は、当科への受診をご検討ください。

治療方針はガイドラインに基づく標準的治療を基本とし、安全性と治療効果のバランスを踏まえて検討します。病状や全身状態、併存疾患、生活背景(仕事・ご家庭の状況など)も考慮し、患者さんとご家族に分かりやすい説明を心がけています。

手術実績

2025年 年間手術数
182件
(前年比 +61%)
▲ 2022年比 約5.4倍

年間手術数の推移(件)

(単位:件)
疾患 202020212022 2023 20242025
肺悪性腫瘍手術 281816 19 3541
肺嚢胞性疾患 221616 30 5499
縦隔腫瘍 632 5 611
膿胸 000 2 825
その他320266
59393458109182

診療の特色

1
常勤医師3名による安定した診療体制

当科は常勤医師3名(うち呼吸器外科専門医2名)の体制で診療を行っています。外来診療、手術、術後管理、外来フォローまで、患者さんの状態に応じて継続的に対応します

2
標準治療を基本とした
個別の治療方針

治療方針はガイドラインに基づく標準的治療を基本に、患者さんごとの病状・全身状態・呼吸機能・併存疾患・生活背景を踏まえて検討します。なぜその方法を選ぶのかを分かりやすく説明します

3
低侵襲手術への
積極的な取り組み

可能な症例では胸腔鏡手術を活用し、身体への負担軽減を図っています。
2025年より単孔式手術を導入し、適応がある場合には選択肢としてご提案しています。
2026年よりダビンチ(da Vinci)サージカルシステム(以下、ダビンチ)」(米国Intuitive Surgical社)によるロボット手術を開始します。

4
気胸・膿胸センター
の設置

2026年より気胸・膿胸センターを設置。気胸・膿胸に関する診断・治療方針・手術適応についてご相談を受け付けています。他院からの紹介・転院もお気軽にご相談ください。

単孔式手術について

単孔式手術とは

単孔式手術は、胸腔鏡手術の一つです。胸に作る創(きず)を1か所にまとめ、そこからカメラと手術器具を挿入して行います。 当科では2025年より単孔式手術を導入し、病変の部位・病状・癒着の程度・全身状態などを踏まえ、適応がある場合に選択肢としてご提案しています。

開胸手術・多孔式・単孔式の比較

術式 概要
開胸手術 胸の皮膚切開を比較的大きく行い、肋骨の間を開いて手術を行います。病変の状態や安全性の観点から、開胸手術が適している場合があります。
多孔式胸腔鏡手術 小さな創を複数作り、カメラと手術器具を別々の創から挿入して手術を行います。現在広く行われている胸腔鏡手術の標準的な方法です。
単孔式胸腔鏡手術
(2025年より)
小さな創を1か所にまとめ、カメラと手術器具を同じ創から挿入して手術を行います。創の数を少なくできる点が特徴です。
ダビンチ手術
(2026年より)
小さな創を複数作り、立体的な3Dの視野で10倍に拡大して行うことができます。また、手振れのない精緻な手技が可能なため安全性を高めることができます。

単孔式手術で期待される点

単孔式手術は創の数が少ないため、状況によっては以下のような利点が期待されます。

 創が1か所にまとまるため、術後の管理が比較的シンプルになることがある

 肋間の創が少なく、術後の痛みが軽くなる可能性がある

 胸腔鏡手術の一形態として、身体への負担軽減を目指した選択肢となる

※痛みや回復の経過には個人差があり、疾患や術式によっても異なります。単孔式手術はすべての方に適しているわけではなく、病変の位置・癒着の状態・術中の状況によっては多孔式胸腔鏡手術や開胸手術へ変更する場合があります。
当科では、低侵襲手術は目的ではなく、安全に治療を行うための手段の一つと考えています。患者さんの病状とご希望を踏まえ、最適な術式をご提案します。

こんなときはご相談ください

以下のような症状や検査結果がある方は、当科外来へご相談ください。

  • 健診や画像検査で「肺に影」「肺結節」「縦隔に腫瘤」を指摘された
  • 気胸と診断され、治療方針や手術適応について相談したい
  • 肺炎後に胸水が残っている、または胸水や感染が疑われると言われた
  • 膿胸と診断され、抗菌薬やドレナージだけで改善が難しいと言われた
  • 肺がん・転移性肺腫瘍の手術適応について相談したい
  • 胸部外傷後に気胸・血胸などが疑われる

    地域医療機関の皆さまへ

    患者さまのご紹介・ご相談は連携課へ

    当外来では地域の医療機関からの紹介を通じて、専門的な精密検査・診断・治療が必要な患者さまを受け入れています。ご相談やご紹介に関するお問い合わせは、地域医療連携課までお問い合わせください。

    ご紹介・お問い合わせ

    📞048-442-1431(連携課直通)

    平日:8:30~17:00/土曜:8:30~13:00 ※休診日除く

    地域医療連携課


    受診について

    まずは「かかりつけ医」にご相談ください

    初診の方は、原則として他医療機関からの紹介状が必要です。まずは、現在治療を行っている医療機関の主治医(かかりつけ医)にご相談ください。 主治医が当院での診療が必要と判断した場合は「戸田中央総合病院 呼吸器外科」宛の紹介状(診療情報提供書)をご用意いただき、お電話にてご予約をお願いいたします。

    『要再検査』『要精密検査』の健診結果は “紹介状扱い” になります

    健康診断や各種検診、人間ドック等の結果で、『要再検査』『要精密検査』と判定された項目は、紹介状扱いとしてご予約をお取りいただけます(ただし、『経過観察』等は該当しません)。
    結果の指示に従って指定された診療科をご予約いただき、受診の際は必ず健診結果用紙をご持参ください。

    ご予約・お問い合わせ

    📞0570-01-1114(代表)

    平日:8:30~17:00/土曜:8:30~13:00 ※休診日除く

    受診のご案内
    交通案内


    関連リンク

    お問い合わせ先
    0570-01-1114