腫瘍内科
科の特色
がん克服は今世紀医療界に与えられた喫緊の課題です。当院では外来化学療法室において、有効かつ安全ながん薬物療法を実施するために、関連各科・各部署・医療スタッフとの密接な連携に基づく診療支援体制を構築し、適宜懸案症例・懸案事項の情報を共有・協働することにより患者中心の至適がん医療に努めています。
各症例における事前のがん病態の評価と諸臓器機能把握に基づく適切な治療目標の設定による、治療係数の最大化を求める安全かつ有効な治療計画策定の支援にも注力しています。
近年分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬など新規薬物の臨床導入が急速に進み、従来の抗がん薬よりも複雑多岐にわたる有害事象の発現が認められています。従来薬の副作用に加え、それらの有害事象も探査・抽出・評価に努め、遺漏のない支持医療の支援・提供も目指しています。
専門領域
- がん薬物療法
- 支持医療
- 老年腫瘍学
診療状況
実績(2019年4月~2020年3月)
外来化学療法室での実施件数
3,325件
主な診療科別件数
一般内科 | 684件 |
外科 | 1,013件 |
消化器内科 | 725件 |
乳腺外科 | 449件 |
泌尿器科 | 303件 |
呼吸器外科 | 91件 |
呼吸器内科 | 55件 |
レジメン別(臓器別)件数
大腸 | mFOLFOX6±α | 301件 |
FOLFIRI±α | 284件 | |
XELOX±α | 210件 | |
肺 | pembrolizumab | 107件 |
durvalmab | 102件 | |
PEM | 98件 | |
nab-PTX | 79件 | |
atezolizumab | 22件 | |
nivolmab | 69件 | |
小細胞肺がん | CBDCA+ETP | 51件 |
AMR | 39件 | |
尿路がん | GC | 184件 |
膵がん | GEM | 72件 |
胃 | wPTX+Ram | 63件 |
食道 | FP+RT | 40件 |
乳腺 | HER +PER | 104件 |
EC | 74件 |
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