診療科・部門
Medical Service

病理診断科

この科の業務は、臨床の現場で必要に応じて、患者さんから採取された組織や細胞を、顕微鏡で観察可能な標本に作り変えた後、診断する「病理組織・細胞診断」です。代表的な病気である『がん』などの確定診断として大きな役割を果たします。

組織診断

内視鏡検査時や手術で採取された組織について診断します。

肺癌病理組織 乳癌病理組織
肺癌 乳癌

術中迅速診断

手術中に病変が完全にとりきれたかどうかの確認、あるいは術前の予想と異なる疑わしい病変をみつけた時など、組織を採取し調べます。この時の診断結果により切除範囲や術後の方針などの変更もあり得る手術中の重要な業務です。

細胞診断

乳腺、甲状腺、肺、子宮頚部などから針穿刺などで直接採取された細胞や、喀痰、尿、胸水、腹水などを検索対象としています。

喀痰中の癌細胞 尿中の癌細胞
喀痰中の癌細胞 尿中の癌細胞

病理解剖

不幸にして亡くなられた方をご遺族の承諾のもとに解剖させていただき、死因の解明、生前診断の妥当性や治療効果判定などを検討しています。

診療状況

2022年度実績

病理組織診断 4,944件
術中迅速診断 97件
細胞診断 3,637件
病理解剖 12件
お問い合わせ先
0570-01-1114