病院について
Hospital Information

臨床研究情報

研究情報の公開 (オプトアウト) について

この度、戸田中央総合病院において、下記のような過去に細菌検査でMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が検出された患者様のデータを利用した臨床研究を実施することになりました。患者様個人のお名前や、個人を特定できるデータは一切公表することはありません。何かご不明な点がございましたら、下記窓口にいつでもご相談下さい。

患者さまのプライバシー保護について

本研究の過程において患者さまのデータを個人名で扱うことはありません。したがって研究の結果が公表される場合であっても、患者さまの個人名や個人を同定できるデータが公表されることは一切ありません。

調査への参加および拒否

今回の調査に関して新たに患者様に行っていただくことは一切ありません。当院において管理させていただいている患者さまのデータを使用させていただくための公示です。今回の研究で得られた結果に関しては、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがあります。上記の通り個人が特定されるようなことはありませんが、様々な理由により本研究にご協力いただけない場合には、遠慮なくお問い合わせ下さい。本研究への協力・参加は患者さまの自由意志であり、拒否しても患者様が不利な扱いを受けることは一切ありません。

参加を辞退したい方は、公示期間内にお申し出下さい。また公示期間の後でも、公表される前であればいつでも調査への参加を撤回できます。

研究課題名

北関東地域中核病院における市中感染型MRSAの分子疫学解析と臨床像

研究背景

MRSAは1960年代に初めて検出されましたが、病院内で主に基礎疾患を有する患者に感染する耐性菌でした。しかし、1990年代後半に欧米で基礎疾患のない健常人に発症したMRSA感染症が報告され市中感染型MRSA(CA-MRSA)と呼ばれるようになりました。近年、アメリカではCA-MRSAの検出頻度が増加しMRSA株の大部分がCA-MRSAに置き換わっている状況にあります。一方、本邦ではCA-MRSA感染症に関する報告は少なく、CA-MRSAの本邦における発生頻度や具体的な臨床像を明らかにすることが求められています。

目的

北関東地域の複数の病院で検出されたCA-MRSA株の解析を行い、臨床的特徴を収集することで、CA-MRSAの病原性を明らかにする。

研究方法

診療録から基礎疾患、感染症診断名、使用抗菌薬、臨床経過、転帰などを調査する。

調査対象となる患者様

2011年7月から2012年2月の間に戸田中央総合病院の外来を受診された患者様の中で、皮膚検体の培養検査からMRSAが分離された患者様を対象としています。

調査予定期間

2017年9月~2017年11月

公示予定期間

2017年9月1日~2017年11月30日

研究者等の氏名
  • 東京医科大学 微生物学分野 山口哲央
  • 戸田中央総合病院 消化器内科・部長 山本圭 
相談窓口

戸田中央総合病院 医事課
電話番号:048-442-1111(代表) 2225(内線)
研究倫理担当:日髙浩明

お問い合わせ先
0570-01-1114